09日 7月 2020
みなさんこんにちは、TYPEDです。今回は、久しぶりの鉄道関連の話題です。先日、再び高山駅を訪れる機会があったのですが、今回、その高山駅で、貴重な最新車両を見かけました。それが、こちらでございます。この、どこか「特急ひだ」を彷彿させる車体。もしかすると、鉄道好きな人は知ってるかもしれません。そう、この車両は、未だ試験走行段階の最新車両、クモロ85-1、またの名をHC85系 DR1編成でございます!実はこの車両、未だに試験段階の最新車両であり、現状「ドクター東海」よりも珍しい車両です。詳細はこんな感じです。 国鉄民営化後に投入されたJR東海のキハ85系特急形気動車が、大規模なリニューアル工事を受けないまま製造から30年を経過したことから、その代替車両として開発されました。「ハイブリッド式」と報道で発表されていますが、実際は「蓄電池」を搭載した「電気式気動車」の1つとのこと。 「Hybrid Car」の頭文字である「HC」を形式名として新たに立ち上げ、また「キハ85系」の「85」をそのまま形式名として継承した特急ひだの後継車両です。 ディーゼルエンジンを使用している点は従来の気動車と同じであるものの、電気式気動車の場合はディーゼルエンジンで発電機を動かし、そこから発生する電力によりモーターを回しています。HC85系の場合はさらに蓄電池も装備しており、ディーゼルエンジンが発生させた電力と、蓄電池の電力の両方を併用して車両を動かします。 先頭車は85、中間車は84の番号を使用。この車両は気動車(ディーゼルカー)であるが、本来電車で用いられるべき記号「モハ」「クモハ」「クモロ」を使用しています。 HC85系はまず量産先行車が2019年度中に落成。基本性能試験や長期耐久試験などの結果を踏まえて、2022年度をめどに量産車を投入する予定とのこと。 いかがでしたか?久しぶりの鉄道の話題となりました。この車両の目撃が珍しいのかそれとも結構見れるものなのか分かりませんが、私としてはあまり見ない車両だったので取り上げました。それではみなさんも、楽しい鉄道ライフを。では、また次回に。
18日 6月 2020
みなさんこんにちは、TYPEDです。今回は、久しぶりの鉄道関連の話題です。先日、再び高山駅を訪れる機会があったのですが、今回、その高山駅で、比較的珍しい車両を見かけました。それが、こちらでございます。この、先頭が黄色の車体。新幹線のドクターイエローを思い出すこの車両。もしかすると、鉄道好きな人は知ってるかもしれません。そう、この車両は、ドクター東海こと、キサヤ94-1、またの名をキヤ95系 DR1編成でございます!実はこの車両、たまに高山駅に現れる車両でありまして、私が見るのは実に3度目でございます。この車両、海ナコの編成に入っているタイプのようで、詳細はこんな感じです。 キヤ95系気動車は、東海旅客鉄道(JR東海)が保有する事業用気動車です。車両先頭に黄色の塗装を施し「ドクター東海」の愛称があるとのこと。 全車が日本車輌製造で製造され、3両編成2本(6両)が名古屋車両区に配置されているそうです。 ではなぜ全く違う高山線に時々現れるのでしょうか。 従来の検測車(193系50番台)の老朽化と、従来西日本旅客鉄道(JR西日本)から車両(キヤ191系)を借り入れ、別々の車両で行っていた軌道関係と電気関係の検測を効率良く行うため、1996年に登場しました。2005年4月には第2編成(DR2・従来の編成はDR1)が登場しました。 気動車であるため、JR東海管内の在来線は電化・非電化を問わず検測が可能です。JR東海の路線(城北線を含む)のほか、線路が繋がっている名古屋港線・塩浜線、伊勢鉄道・樽見鉄道・愛知環状鉄道・天竜浜名湖鉄道、あおなみ線内での検測も担当しているようですが、この目撃場所から察するに、高山線の検測もやっているようです。 キハ75形を設計のベースとしており、エンジンはカミンズ社製C-DMF14HZB (350ps) を両先頭車に各2基搭載し、変速機は新潟コンバータ製C-DW14A(変速1段・直結2段)、ブレーキシステムは電気指令式空気ブレーキを採用している。これにより最高速度120km/hでの検測が可能となり、営業列車運転中の時間帯でも他列車の運転に影響を与えることなく検測列車の運転が可能となりました。なお、DR2編成ではエンジンを電子燃料制御方式のN14ER (C-DMF14HZC 360ps/2100rpm) とし環境にも配慮されているようです。 冷房装置は従来気動車の機関直結式とは異なり、ディーゼル発電機を電源とする集約分散式が採用された。冷房装置自体は373系電車と同一のC-AU714形×2とのこと。 また高い測定精度の確保、非営業列車のため高速化を必要としないなどの理由から振り子装置は搭載されておらず、曲線での速度制限から運転速度が低くなる中央本線では特急「しなの」を待避することもあるようです。 車両には架線との接触状態などを確認するための下枠交差式パンタグラフが1基搭載されています。パンタグラフの近くには確認用のドーム型の小窓が設置されています。 ATS-PTへの対応は改造によって行われたとのこと。 いかがでしたか?久しぶりの鉄道の話題となりました。この車両の目撃が珍しいのかそれとも結構見れるものなのか分かりませんが、私としてはあまり見ない車両だったので取り上げました。それではみなさんも、楽しい鉄道ライフを。では、また次回に。