【Surface Go2 完全敗北】CHUWI Hi10 Xをレビュー!

みなさんこんにちは、TYPEDです。今回は、CHUWI2 in 1 PCである、Hi10 Xを入手しましたので、レビューをいたします!

なお、この機種はYouTubeでも開封レビューしてますのでそちらもチェックしてください。↓

 

まず、CHUWI(チューイ)とは、中国の格安PCやタブレット等を数多く製造しているメーカーです。日本では無名ですが、安くて結構使えるコスパ最強のPCを数多く出していて、海外ではかなり人気です。それでは、スペックを見ていきましょう!

 

*なお、今回のHi10 Xは、2020年6月あたりから出回り始めたNEW VERSIONですのでご注意ください。違いについてはスペック紹介で見ていきます。

こちらがスペック表。ブランドはCHUWI。OSはWindows10 Home。CPUは、Celeron N4100という型番です。聞きなれない型番ですが、わかりやすく言うと、Surface Go2の中位モデルと同等のスペックがあり、普段使いではこれで十分です。RAMは6GBと多く、ROMも128GBとWindowsを利用する上で問題ない容量です。SSDではなくeMMCですが、意外と速いです。Wi-Fiも、2.4GHzと5GHzに対応。Wi-Fi6には対応してません。Bluetoothは5.0に対応。カメラもありますが、画質がいいとは言えず。拡張ポートは、本体側にTypeC2.0、TypecC3.0、MicroSDスロット、イヤホンジャックがあり、キーボード側にフルサイズUSB2.0が二つと、タブレットPCとしては破格のポート数です。画面サイズは10.1インチで、PCとしては小さめの部類に入ります。言語に関しては、日本語は記載されていませんが、日本語化することが可能です。また、なんと専用スタイラスペンが使用可能。お絵描きもできます。さらにさらに、ホームページには1024段階の筆圧に対応と明記されていますが、2020年5月にマイナーチェンジ版が発表され、付属のペンがHiPen H3だったのが、上位のHiPen H6に変更され、4096段階の筆圧対応にスペックアップしています。これが、今回入手したNEW VERSIONなのです。この数値、実はSurface Proと同じ筆圧検知であり、かなり品質の高いお絵描きができるのです。ちなみに、本体、キーボード、ペンはバラ売りもされていますが、セットで購入することも可能です。

それでは、実機レビューと行きましょう!

こちらが、本体ですね。こんな感じです。これはいいです。背面を見ても、かなり高級感があります。

そしてこちら、なんと最初から保護シートが貼り付けられています。かなりきれいに貼り付けられています。

キーボードはこんな感じです。こちらも結構高そうに見えます。バックライトはありません。ペンはこんな感じ。Surface Penと比較しても負けないくらい高級感があります。Surface Penとは違って、ペンが充電式なのはいいですよね。

キーボードとドッキングさせるとこんな感じ。キーボードとは強力マグネットで固定されます。普通のノートPCに見えますね。

ポート構成はこんな感じです。

上に音量と電源ボタン。

右側面はスピーカーのみ。

下側にはキーボードとのドッキングポートがあります。

左側面には、下から、スピーカー、MicroSDスロット、データ転送のみのTypeC3.0、データ転送及び充電を兼ねたTypeC2.0、マイク、MicroHDMI、イヤホンジャックです。

キーボードには、両側にフルサイズUSB2.0があります。

タッチパッドは、Surfaceと同じく、全体がクリックできるようになっています。キーの打鍵感は結構静かです。

ちなみに、充電ランプもありました。

なお、このPCは海外版のため、日本仕様に最適化する必要があります。その手順に関しては、以下の使用感レビュー動画をご覧ください。↓

このPC、安い割にはかなり使えます。Shotcutでの動画編集なら何とかできますし、普段使いでは全く引っかかりを感じません。Officeも快適です。また、画面が小さい割には表示できる量が多く、12インチノートPCに匹敵するほどの表示量があります。

ちなみに、MicroSDに関しては、公式には、128GBまで対応と明記されていましたが、256GBのMicroSDも問題なく使えています。

スタイラスペンも快適に使えます。ノートやメモ、ちょっとした絵描きにかなり最適です。なお、スタイラスペンに関しては、付属してきたHiPen H6はもちろん、なんとSurface Penも問題なく使用できました。個人的にはSurface Penの方が書きやすいのですが、電池交換の手間を考えると、利便性はHiPen H6の方が上ですね。

このPCの唯一の欠点といってもいいのは充電です。充電はTypeCポートから行うのですが、規格がUSB PDではないため、PDアダプタでの充電ができないのです。そして、アダプタの形状から察した方もいるかもしれませんが、これ、実は、「TypeCの革を被ったただのDCプラグ充電器」なのです。出力も12V2A固定のため、このアダプタを他の機器に転用すると機器を壊す可能性のある危ない代物なのです。同一CPUを搭載しているCHUWI UBookではPD充電が使用できたので、もう少し何とかならなかったのか、ってところです。まあ、TypeCプラグではあるため、USBトリガーを使って無理矢理PDやQCといった規格で充電する方法もあるのですがね。私の場合、USBトリガーを使い、QC3.0で充電することに成功しました。以下の動画で解説していますので、ご覧ください。↓

というわけで、今回はCHUWI Hi10 Xのレビューをしました。充電を除けば、これは完璧と言っていいPCでしょう。安く普通に使えてお絵かきができるPCが欲しければ、CHUWI Hi10 Xで、決定です!では、また次回に。