TYPEDの、
ガジェットの疑問!
第2限!
『5Gってなんなの?』
みなさんこんにちは、TYPEDです。みなさん、5Gって知ってますか?何かと話題の単語なので、みなさんご存知だと思います。では、5Gって何ですか?
(5G?5人のジジイじゃないの?)
当然、そんな訳ありません。今回は、知ってるようで知らない
(かもしれない)
5Gを出来るだけ分かりやすく解説します。
まず、5Gの正式名称は、第5世代移動通信システム です。なんのことやらさっぱり、という人もいるかもしれません。いたって分かりやすく説明しましょう。
iPhone使いのみなさん。画面の上を見てください。4Gって書いてありますよね?。
今や、モバイル通信として定着した4G。4Gなら分かりますよね?電話や、インターネットを行うことができる通信網です。それを発展させたのが、5Gなんです。
(なんだ、4Gとあんまり変わらないのか)
それは違います。第1、5Gの通信速度は4Gの比ではありません。
理論値ではありますが、5Gの通信速度は約3.4Gbpsです。分かりやすく言えば、現在の4Gの約100倍。アプリのインストールなども、4Gでは5分とかかっていた時間がほぼ一瞬になる計算で、これまでとは比べ物にならないくらい通信速度が速くなります。もちろん、理論値通りとはいきませんが、光回線以上に速くなることは確かです。
(なんかすげぇなそれ)
そして第2、通信の遅延がほとんどなくなります。新型コロナウイルスの影響で、テレワークが話題になりましたが、4Gでは、オンライン会議などでタイムラグが生じてしまうのです。しかし、5Gではそれが無くなり、まるでその場にいるかのようにタイムラグがほぼゼロになるのです。そうすると、ますます仕事や学校のオンライン化が進みそうですよね。
(タイムラグゼロ!?ゲームでも有利だなこれ)
(でも、そうやって凄くなったところで、何が出来るようになるの?)
かなりのことができるようになります。例えば、VRゴーグルを付けて、超快適な仮想世界にダイブ。野球の試合で、リアルタイムで様々な角度からの同時観戦。超快適な映画視聴。グーグルマップのストリートビューも低遅延でまるでその場にいるかのよう。大容量データのダウンロードも一瞬。
もちろん、これだけではありません。現在は予想もされていない、将来出てくる用途にも使える可能性を秘めた新たな通信網、それが5Gなのです。
(それは凄い。でも、どこで使えるんだ?)
実はそこが5Gの欠点の1つです。現在は基地局があまり整備されておらず、日本の首都圏でホットスポット形式で5Gが使用できるレベルです。それ以外ではまだ使用できません。全国の県庁所在地で使えるようになるまでには、恐らく最低でも3年は要するでしょう。
(なんでだよ。さっさと基地局を整備しろよ)
実はそうはいきません。5Gの欠点の1つに、「電波の直進性が高い」というのがあるのです。建物などの中に入ったりすると電波が遮蔽されやすく、そのため1つの基地局でカバーできる範囲が非常に狭いのです。現在の5Gの電波基地局は、大体1~2キロ間隔で設置されているのですが、5Gで4Gと同じような電波状況を実現するには、数百メートル間隔で基地局を設置しなければなりません。そうすると、街が電波塔だらけになり景観が損なわれるどころか、基地局設置用の土地の確保が難しくなるのです。そのため、整備が進みづらい状況ができているのです。
(欠点はそれだけか?)
そんな訳ありません。まず、5Gは電力消費量が高く、基地局だけでなくスマホにも高い電力消費量が要求されます。そのため、スマホ本体の電池持ちが悪くなってしまいます。また、5Gはまだ新しい通信規格のため、AndroidスマホのCPUのほとんどを作っているQualcommというメーカーが5G対応チップをぼったくり価格で会社向けに販売しています。そのため、必然的にスマホ価格もぼったくり価格になります。つまり5Gスマホが高いのは、Qualcommというメーカーが5Gチップをぼったくり価格で販売しているからなんです。
(そういえば、ファイブGは人体に害がある、って話を聞いたのだけれどそれって本当なの?)
それはデマです。もちろん、全く電波が飛んでいない所と比べると多少は影響はあります。しかし、5Gの電波を浴びたからって、体調を崩したり、気分が悪くなることはありません。そんな事を気にしていたら、4Gの電波が飛んでいるこの空間でも生きていけません。こんなデマは、変化を嫌う一部の人種が言っているだけなので気にしないでください。
今日の授業のまとめ!
『5Gってなんなの?』
それは、4Gを発展させた通信規格。
速度が圧倒的に速くなり、通信タイムラグがなくなる。
しかし、基地局設置間隔を狭めなければならない等欠点がある通信規格でもある。
また、5Gの電波は人体に害があるという情報もあるがそれはデマである。
オマケ情報!
オマケ情報ですが、6Gってご存知ですか?ファイブGの次の通信規格です。
(5G出たばっかなのにもう次の通信規格か?)
実は、6Gの開発がすでに中国で始まっているのです。実に5Gの約100倍の通信速度になるのだとか。まだ開発中の技術のため詳細は明らかにはなっていませんが、2030年代には実用化するとの方向性のようです。
(すげぇな中国。やはりこれからは中国の時代だな!)
今回はここまで!
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